資金管理-損切り

FXトレードで最も大切なものは

「資金管理」

です。「手法」でも「指標(インディケータ)」でもないのです。
どんなにすばらしい「手法」を持っていても「資金管理」ができなければ勝つことはできないばかりでなく大事な資産が湯水のように流れていき、最終的に待っているのは相場からの強制退場です。

「資金管理」があってこその「手法」なのです。

「資金管理」は地味で面倒な作業です。ただ、FXで勝っている人は「そんな作業」を地味に繰り返しているのです。
もし、今あなたがまだ「勝てていない」ならばこのことに「気づくこと」ができれば勝利への道を確実に一歩進めるできるでしょう。
そして、あとは「一歩一歩、地道な作業を繰り返す」ことができるならば「勝ち組」への仲間入りはすぐそこにあるのです。
今回は損切りについてです。

○ 損切りの金額

自分損切りできる金額を決めます。
一般的に損切りは一回のトレードにつき資産の1~2%の金額にします。つまり、資産1,000,000円で2%の損切りをするならばその値は

1,000,000 x 0.02 = 20,000 (円)

となります。例えば10回連続で負けたとしても200,000円のマイナスで資産は800,000円になるということです。
○ 損切りのレート
どこで損切りするか、そのレートを決めます。
○ ロット数
損切りの金額とレートから実際にエントリーするロット数を求めます。ロット数は以下の計算式で求めることができます。

ロット数 = 「損切りできる資金」 ÷ 「1Pips辺りの円の値」 x 「最小Pips単位」
÷ (「現在レート」 ‐ 「損切りレート」)

(※資金は全て円建てとします。)
(※1ロット 10万通貨とします。)
(※「1Pips辺りの円の値」は1ロットでエントリーして1Pips動いた場合、円換算すると100円動いたということになります。)

例1.
USD/JPY(クロス円含む)の取引
損切り金額: 20,000
1Pipsあたりの円の値: 100円
最小Pips単位: 0.001
現在レート: 100
損切りレート: 99.800

の場合

20,000 ÷ 100 x 0.001 ÷ (100 – 99.800) = 1 (ロット)
例2.
EUR/USDの取引
損切り金額: 20,000
1Pipsあたりの円の値: 120円
最小Pips単位: 0.0001
現在レート: 1.14000
損切りレート: 1.13800

の場合

20,000 ÷ 120 x 0.00001 ÷ (1.14000 – 1.13800) = 0.833

※1Pipsあたりの円の値は現在のUSD/JPYのレートで変換したものになります。
ワンポイント
一般的には1~2%ですが、慣れてくればもっと損切り幅を増やして(リスクをとって)資産に対して最大限のリワードを得ることができます。
ただし、「慣れてくれば」というのが曲者でこれは「トレードに慣れてくれば」という意味ではなく「勝つことに慣れてくれば」という意味になります。
今負けている人がリスクを増やしても、それは負けるリスクが増えるだけです。
もっと言えば損切りが1%だろうと5%だろうと勝っていなければ損切りのリスクを増やしても意味がないということです。
まず、最小限のリスクでトレードを繰り返して「資産が増える」ようになることが大切です。

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