ダウ理論

僕のチャートの考え方の根本にあるがダウ理論です。

ダウ理論というのは・・・・

という説明はここではしません(笑)、チャートをみる人なら「誰で」知っていると言ってもいいくらい有名ですよね。
ただ、シンプルがゆえにとても奥が深い理論だと思います。

まず下のような図の形をしたチャートがあったとします。(水色がチャートです。)

http://kmfxinfomm.kmshimomura.com/wp-content/uploads/2015/03/dow1.png

あなたはどの位置でエントリーしますか?考えてみてください

・・・・それはでは正解を発表します。
正解は・・・・・
ありません。
ふざけんなぁ!って思うかもしれませんが、大真面目です。。
実際に複数のエントリーポイントが出てきたと思います。

「1」はさすがにいなかったかもしれませんが、
「2,3,4,5」また「5」を過ぎてから・・・また厳密に言えばそれぞれのポイントの手前・直後といった微妙なタイミングもあると思います。
それこそ「無数」のエントリーポイントがあるわけで、そのどれもが「間違っている」とは言えないのです。

例えば「2,3,4,5」に水平ラインを引けばそのポイントがチャートポイント(重要なポイント)であることがわかります。
そして他の情報との重複情報(より長い時間足のチャートポイントとか、MAとの交差点とか・・・)が多ければ多いほどそのチャートポイントで「何か」が起こる確率が高くなります。
よくブログ等で○○と□□がポイントで「秘密のサイン」がそこを上抜けしたら買い、下抜けたしたら売り、で・・・そんなことはチャートを見れば「誰でも」わかるようになります。
「重要」ポイントを探せばいいのですから。。で、「秘密のサイン」は・・・そんなものはないってわかりますよね?
サインはあるとは思いますが、それは秘密でもなんでもなくてそれこそ「MACDで・・・」とか「ダイバージェンスで・・・」とかおそらくそういうものでしょう。
僕もそういうものや、それこそ、MAからの乖離率の割合から「ドテン」するとか、「ピンバー(髭が長いローソク足)」の割合から確率を計算するとか、何かの規則性があるんじゃないかとか・・・試行錯誤しまくりました。そして、導き出した答えは!!
そんなものはない
ということだったのです。

利益を残すために一番大切なことは

「どの部分を取るか」

ということです。おそらく「どの部分」というのは人によって変わってくる(適正がある)のかなと思います。
同じチャートを見ていても違った視点に見えてきてしまうことがあると思います。
例えば上のチャートを見て「売り」で入ろうとする人は「逆張り思考」で「買い」で入ろうとする人は「順張り思考」なのだと思います。
(※注: ただ、このチャートだけでは簡単にそうとも言えず上位時間足の形状やポイント等によっても変わってきます。)

ということで、僕のエントリーの基本的な考え方は

「1,2,3,4」と下値を切り上げ、高値を切り上げた時点で、上昇トレンドと考え、「5の押し目」を待って「反発を確認」してエントリー。
また「5」を切ってきても「3」までの押しからの反発があれば、エントリー。
ちょっと、応用的には「3」を切ってきても、戻しが強ければ(「3を切らせる」為の下落→だましなのか、本当のトレンド転換かを判断)エントリー。
「4」の位置を目指し、「4」を超えたらできるだけ利確を伸ばす。損切りは「3」の少し下。
ただし、損切りのポイントが自分のリスクとリワードの範囲に入っていなければエントリーは見送り。

という感じです。簡単だと思う方もいるかもしれません。でも、本当にそうなのです。
(※逆に本当に勝っている方で、「インディケータがこうなって、、○○の数値を調整して・・・、、とにかく厳密に・・・」というトレードをしているほうが少ないのではないでしょうか?
使っているとしても、全ての相場環境を認識できているのでそこには少なからずの「裁量」が入るわけです。
その少なからずの裁量が「最も大切」なわけで、もっと言えば勝っている人は「何を使っても」おそらく勝てると思います。
また慣れてくれば現在のチャートに「一般的なインディケータ」をのせたらどんな風になるのか、ということも「インディケータがなくても」わかってくるようになります。
つまり、そのようなインディケータをチャートに表示する必要がなくなるというわけです。)

もちろん、僕も他にも色々な考え方でエントリーすることはありますが、とりあえず上のチャートのようなポイントを「待つ」だけでも利益は上がってくると思います。
今、利益が出ていない方はこのような「誰でも」わかるようなポイントに絞ってエントリーすることで「余分な」エントリーを減らし、それが利益を「残す」ということに繋がります。
ということで、常に「どの部分を取るか」ということを意識することが大切です。

 

【ワンポイント】
どのトレードが正しいという議論はしませんが、これからもこのような・あのような・トレードがあるということは議論もしたいと思います。
そして自分の考えがなく、人(ここでは僕)のエントリーポイント等をただ聞いているだけでは利益にはなりません。
そのように自分の考えを他にアウトプットすることも自分の成長になると思います。
よく言われる「チャートの基本」というような記事はブログで簡単に公開しています。(チャート○)

http://kmshimomura.com/?page_id=1299

このレベルのチャート的なことはメルマガでは話しませんのでもし本当に基本的なことがわからない方がいらっしゃれば目を通しておいてください。

 

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