優位性

トレードをするためには優位性を見つけることが大切です。
優位性というのは例えばロングしたら50%よりもできるだけ高い確率で「上がる」チャートのポイントです。

ま、大切だというのはわかっていることですよね(笑)
逆に「優位性を見つけること」が難しいのです。
これは○○のインディケータと○○のインディケータを組み合わせれば「優位性がわかる」というレベルの話ではないのです。

ではどうするか

とにかくチャートを沢山みることです。そんなことか・・・と思われる方は、どれだけ自分がチャートを見ているか、トレード(検証含む)をしているか考えてみてください。
数十回、チャートを見たから検証OK、、とか数十個のポイントを見たから検証OK、、なわけがなく・・・何百回、何千回とチャートでトレード検証をするのです。
「労力」さえ惜しまなければ決して「難しい」ことではないのです。

そのレベルまで繰り返していますか?
そうすると同じような動きをしているポイントが「必ず」あります。(※「同じ」ではありません。)
ただし、それは「人」によって見えるものは違うものです。

例えばダウ理論、エリオット波動等ある規則性動きをする(ように見える)ことが知られていますが、まさにこれも同じような動きです。
このような場所が見つけることができ、なおかつリスクとリワード比から計算される利益が0より大きければ理論上は

トレード数を増やせば増やすほど利益は増える

ということになります。
FXはひたすらそれを繰り返していくゲームです。

もちろん、僕もまさしくチャートを繰り返して見て検証トレードすることで見つけた「僕なり」のポイントはいくつか持っています。
そのようなポイントはもちろん人によって違うので僕にとってエントリーポイントでも他の人(他のトレードスタイル)にとってはそうではないかもしれません。
このメルマガでは僕なりの理由・根拠と損切りや利確の位置の考え方を公開したときに自分のポイントと僕のポイントとの違い等を考えることで(それが自分にとってよいポイントなのかそうでないのかを考えること)より「自分のポイント」が確かなものになると思います。

ただ、今、上のような内容が理解できない人はどんなに説明しても意味がないものになってしまうんです。
だから、まず人のトレードについて最低でも自分の意見が持てるレベルになるまで、自分で何百回も何千回も検証をして「自分なりの」ポイントを見つけてください。

質問・要望をどうぞ。

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資金管理-勝率

勝率の考え方

○ 勝率の計算

勝トレード数 / 全トレード回数 x 100 = 勝率(%)

○ 勝ちトレードと負けトレードの平均利益損失

全勝ちトレードの総利益 / 全トレード回数 = 平均トレード利益
全負けトレードの総損失 / 全トレード回数 = 平均トレード損失 (※絶対値をとる)

○ 勝トレードと負けトレードの平均Pips

全勝ちトレードの総Pips数 / 全トレード回数 = 平均勝トレードPips
全負けトレードの総Pips数 / 全トレード回数 = 平均負けトレードPips (※絶対値をとる)
利益が増えるためには

勝率 / 100 * 平均トレード利益 > (1 – 勝率 / 100) x 平均トレード損失

でなければいけません。
※全てのトレードで同じロット数でトレードした場合は平均Pipsでも同じ式が成り立ちます。

例1.
勝率80%
平均トレード利益が10,000円の場合
平均トレード損失 は

(80 / 100) / (20 / 100) * 10,000 = 40,000 円

未満でなければ利益は増えません。

例2.
勝利20%
平均トレード利益が10,000円の場合
平均トレード損失 は

(20 / 100) / (80 / 100) * 10,000 = 2,500 円

未満でなければ利益は増えません。
ワンポイント
勝率は大切です。ただし、上の例からもわかるように「高い」ことが大切なわけではなく、トレードスタイルで人によって勝率は異なるわけなので自分のトレードスタイルの勝率を「認識する」ことが大切です。
勝率がどんなに高くても損失が大きければ利益は増えませんし(※これがいわゆる’コツコツドカン’です。)
小さい損失だからといって損失を繰り返しているとその分だけ大きく利益を狙わなければ利益は増えません。(※これがいわゆる’損切り貧乏’です。)
トレードスタイルが一定になれば必ず勝率も一定になります。
複数のポジションを組み合わせてポートフォリオ(※関連記事 http://kmshimomura.com/?p=2307)を組んでいるときにもトレード回数を重ねた場合には同様で、あなたのトレードスタイルの勝率は何%ですか?と聞かれたときに「すぐに」答えられるようにしておくことが必要です。
質問・要望をどうぞ。

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資金管理-損切り

FXトレードで最も大切なものは

「資金管理」

です。「手法」でも「指標(インディケータ)」でもないのです。
どんなにすばらしい「手法」を持っていても「資金管理」ができなければ勝つことはできないばかりでなく大事な資産が湯水のように流れていき、最終的に待っているのは相場からの強制退場です。

「資金管理」があってこその「手法」なのです。

「資金管理」は地味で面倒な作業です。ただ、FXで勝っている人は「そんな作業」を地味に繰り返しているのです。
もし、今あなたがまだ「勝てていない」ならばこのことに「気づくこと」ができれば勝利への道を確実に一歩進めるできるでしょう。
そして、あとは「一歩一歩、地道な作業を繰り返す」ことができるならば「勝ち組」への仲間入りはすぐそこにあるのです。
今回は損切りについてです。

○ 損切りの金額

自分損切りできる金額を決めます。
一般的に損切りは一回のトレードにつき資産の1~2%の金額にします。つまり、資産1,000,000円で2%の損切りをするならばその値は

1,000,000 x 0.02 = 20,000 (円)

となります。例えば10回連続で負けたとしても200,000円のマイナスで資産は800,000円になるということです。
○ 損切りのレート
どこで損切りするか、そのレートを決めます。
○ ロット数
損切りの金額とレートから実際にエントリーするロット数を求めます。ロット数は以下の計算式で求めることができます。

ロット数 = 「損切りできる資金」 ÷ 「1Pips辺りの円の値」 x 「最小Pips単位」
÷ (「現在レート」 ‐ 「損切りレート」)

(※資金は全て円建てとします。)
(※1ロット 10万通貨とします。)
(※「1Pips辺りの円の値」は1ロットでエントリーして1Pips動いた場合、円換算すると100円動いたということになります。)

例1.
USD/JPY(クロス円含む)の取引
損切り金額: 20,000
1Pipsあたりの円の値: 100円
最小Pips単位: 0.001
現在レート: 100
損切りレート: 99.800

の場合

20,000 ÷ 100 x 0.001 ÷ (100 – 99.800) = 1 (ロット)
例2.
EUR/USDの取引
損切り金額: 20,000
1Pipsあたりの円の値: 120円
最小Pips単位: 0.0001
現在レート: 1.14000
損切りレート: 1.13800

の場合

20,000 ÷ 120 x 0.00001 ÷ (1.14000 – 1.13800) = 0.833

※1Pipsあたりの円の値は現在のUSD/JPYのレートで変換したものになります。
ワンポイント
一般的には1~2%ですが、慣れてくればもっと損切り幅を増やして(リスクをとって)資産に対して最大限のリワードを得ることができます。
ただし、「慣れてくれば」というのが曲者でこれは「トレードに慣れてくれば」という意味ではなく「勝つことに慣れてくれば」という意味になります。
今負けている人がリスクを増やしても、それは負けるリスクが増えるだけです。
もっと言えば損切りが1%だろうと5%だろうと勝っていなければ損切りのリスクを増やしても意味がないということです。
まず、最小限のリスクでトレードを繰り返して「資産が増える」ようになることが大切です。

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今回のロット計算を自動的にするアプリケーションをプレゼントします。
アプリケーションの内容詳細はこちら。

http://kmshimomura.com/?p=1423

興味のある方は「返信メール」で「ロット計算アプリプレゼント希望」と本文に記述し送信してください。
折り返しこちらからご連絡差し上げます。(※ご連絡は数日かかる場合があります。)

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はじめてのFX

FXでは主に3つの重要項目があります。

・メンタル
・手法
・資金管理

です。
どのひとつが欠けても勝利には結びつかなくなってしまうほどのものですが、FXの初心者(※または初心者でなくても)で勘違いされている方が多いのが

「手法が一番大事」

だと思っていることです。あえて順番をつけるとすれば

資金管理 > メンタル > 手法

なんです。まず「徹底的に」資金管理を勉強することが大切です。「手法」つまり、チャートの見方とか、インディケータとか・・・はその後なんです。
資金管理ができていない人がどんなに「手法」の知識を詰め込んでもはっきり言って意味がないのです。

なぜ資金管理が大切なのかというとFXは「確率・統計」の世界だからです。
つまり、「確実」というものはひとつたりともない世界で常に結果を残していくためには、膨大データ(トレード記録)に基づいてその統計から確率が高いと思われるものを選択していくしかないのです。
また、自分の限られた資産の中でどれだけのリスクをとることができるかということで資産の増加率も変わってきます。
まず、このようにFXというものを「捉える」ことができるかということが大切になのです。

FXを捉えられていない人は

□□の指標(インディケータ)と○○の指標を組み合わせて手法を作って、チャートが・・・になった場合はフィルターをかけて・・・

このような考え方から「必勝法」を求めます。そして相場の状態が増えれば増えるほど指標やフィルターが増えて、そんな相場はほとんどない・・・・
というような結果になってしまいます。もちろん、組み合わせることが全て間違いだと言っているわけではなく、FXを捉えられていてこのような手法が「うまくいく確率が高い相場」を選択できる能力が必要だということです。
FXで同じ相場というのものは全くないので、組み合わせも無限となります。相場を選択できる力があれば

どんな指標を使ってもそれほど大きな違いはない

のです。
そして、指標とは相場を選択した後でエントリーできる可能性・根拠を数値的に示す「指標」なのです。
その部分は「勝っている人」が自分のトレードに対して求めるものでまだ勝てていないまたはFXを捉えていない人が「勝ち」を求めて追求すべきことではないのです・・・

負けている人は相場を選べない

のですから。

まず、しっかりと相場は「どっちに向かうか」なんてことは誰にもわからないということに気付くだけでもこれから遠回りが少なくなるのです。
kmshimomura FX ではこのようにFXを捉えていることを前提に「手法」に関してのコンテンツも公開します。

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概要

FXをしているほとんどの方は

「お金儲けがしたい」

と思っているでしょう。

「そんな大それたことは・・・・」

なんていう方もいるかもしれませんが、例えば少々の小遣いがほしい、老後の蓄えに、生活資金の足しに・・・すべてお金儲けです。
お金儲けは悪いことではありません。資本主義の世の中ではほとんどがお金儲けに繋がるわけですからFXもそのひとつだということです。

ただ、FXではほとんどの人がお金儲けしたいと思いながらお金儲けできません。
9割の人が損をしていると言われていて、残りの1割の中でも自分の思っている利益を上げることができている人は限られてくるのです。
「誰でも・・・」「初心者でも・・・」「必ず・・・」なんて文句が世の中には溢れていますが、

誰でも、初心者でも、必ず、勝てる・・・ はずがないですよね、そんな甘い世界ではありません。(笑)
誰でも勝てないから、初心者では勝てないから、必ずしも勝てない、から「勉強する」のです。
そしてFXは勝った人が負けた人のお金を「奪う」というゼロサムゲームなのですから、他の人と同じことをしていては勝てません。

圧倒的に勉強する

のです。

ただ、現在世の中には株・FX等投資をするような一部の人に資金が集まることが不公平だと言っているような人がいますが、そのような人に「じゃなんで自分がやらないの?」と聞くと

・難しいから
・怖いから
・勉強するのが嫌だから
・時間がないから

・・・様々な「言い訳」を口にします。投資に限らず、これらのようなことを乗り越えている人が「一部の資金の集まる人」になっているわけで、幸いにも現在の日本ではそれになるための「自分以外」の障害はありません。
またFXに性別・年齢・学歴等の障害もありません。つまり、誰にでもチャンスがあるのです。

そして、今「FX」をしようとまたはしているあなたは既に上のような言い訳を乗り越えていて、リスクをとってチャンスを掴もうとチャレンジしているのです。
FXは最終的には孤独で自分の判断が全て自分に返ってくるもので、時には苦しく何度何度も諦めようと思うが時がきます
でも、勝つためにはそれをひとつひとつ乗り越えていくしかないのです。

kmshimomura FX が、その乗り越えるための手助けとなるようなものになることが目的です。
みなさんも大いに kmshimomura FX を活用してください。

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