トレードをしない3

以前、「利益を残すために」トレードをしないことが大切な場合があるということを書きました。

また、今回は以前より相場を俯瞰した視点から考えたいと思います。
まず、下のチャートを見てください。

http://kmfxinfomm.kmshimomura.com/wp-content/uploads/2015/05/20150513EURUSDH4.png

直近のチャートなのですが、パッと見てすぐ通貨ペア・時間足がわかる方はちゃんと検証されている方だと思います。
このチャートは「4月終わり~現在」までのユーロドルの4時間足です。

レンジですよね・・・・

またチャートはのせていませんが、、ドル円も4月の終わり~現在まで上に下にフラフラと。。。
レンジ上下限の幅がおよそ2円強ほどしか動いていません。

僕は利確も損切りもpipsで固定するというトレードはしないので(※同じpipsでも通貨・ボラティリティによって全く違う意味のものになるからです。)
2円しか動いていなくてもトレンドが発生していればロット数を上げて同じトレードをすればいいので(逆も同じ)特に問題はないのですが、
現在のようないつ反転するかわからないような場所でロットを上げて・・・なんてことをしたらそれこそ「往復ビンタ」です(笑)
また、1日の目標pipsを決めて、、というようなこともしないので主がデイトレードだとしても数日間エントリーがないときも普通にあります。
(※目標なんてものはそれこそ自分の都合で相場はそんな都合に関係なく、動くときは動く、動かないときは動かない、つまり相場に合わせるしかないからです。)
ただし、「目標pipsも1日数pipsで上回ったら「絶対に」その日はそれ以上トレードしない」というような鉄の掟を持っている方は別で
そのような鉄の掟をもち、しかもそれをしっかりと守ることができる方は素晴らしいメンタルの持ち主でそれも素晴らしい成功例だと思います。

相場環境認識としてはドルに関してはやはり「利上げ時期」が最重要ポイントになっていてその時期に関してイエレン議長等との様々な駆け引きが行われている状態で、
雇用統計の結果を単に好感して・・・というような単純な相場になっていません。そのような綱引き状態がチャートにそのまま現れてきてるのだと思います。
また日銀の追加緩和に関してもまだまだ関心は少なくないです。
ユーロ圏の関してもギリシャのユーロ離脱等様々な情報・憶測が飛び交う中で上にも下にも行きにくい状態だと思います。
このような状態が認識として頭にあるのでやはり「買っても売ってもすぐ反転」というようなイメージになってしまい、
そしてこれが一番大切だと思いますが「エントリーしたい!」と思えるチャートになっていないので僕としてはエントリーは控えている状態です。

また僕の検証としてはこのような相場で(※スキャルピングは別として)利益を残すためにはレンジ内で複数の買・売のポジションをもち(両建て・ナンピン・含み損・等あり)エントリークローズを繰り返す・・・
ま、トラップリピート的な考えでトレードすると上下ガッツリ!(笑)というようなことになることもあります。
ただ、現在は上のような相場環境なのでいつどちらに突き抜けてもおかしくない状況なのでこのようにコツコツと貯めた利益をドカーンと吐き出すことになるような手法は控えています。

このような状況なので、当然ですが「エントリーしていない」ので利益はマイナスにはなっていません。。。(これが最重要!)
皆さんはどうでしょうか?

【ワンポイント】
このように僕たちは「好きなタイミングだけ」にトレードをすることを「許されている」のだから、わざわざ、わからない!難しい!と自分が思うようなときにトレードする必要はないのです。
また結果的にそのようなときにトレードをするとなぜか「悪い結果」になることが多いものです(悲)
まずは「どうやって利益を増やすか」ということよりも「どうやって資産を減らさないか」ということでトレードを考えると減り続ける一方だった資産に変化が見えるものです。

 

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