大きく狙う・小さく狙う

相変わらず相場のコンセンサスはギリシャ問題にあるようです。
有名アナリストからそうでない人(笑)まで色々なことを言っています。。。
ただ、僕がいつも頭に入れていることは有名・無名に関わらず、他人の言う事は当てにはしないということです。
たとえば、ギリシャがユーロ離脱とかその逆とかまたデフォルト状態とか、、になったとしても相場はどのように動くかなんてことは「誰にも」知る由もないことです。
またどこかの誰かが

・「今は上目線です!」 とか言っても、 じゃあ、買えばいいの?
・「xx がレジスタンス xxが サポート xxを抜けたら要注意です」 とか言ってもどう注意するの?

ということなんです。
結局、同じ場所で買っても売っても儲かる人は儲かる、損する人は損をするのです。
だからどんなときも自分のスタイルに従って自分の考えでトレードをすることが大切なのです。
そのような考えから、僕は人の話を頭に入れてしまうと頭のどこかでどうしてもエントリーに偏りができてしまうため、逆に「余計なこと」は頭に入れないようにしています。
もちろんこのメルマガ読者の方々から見れば、僕も「どこかの誰か」ということになるので僕が上だ、下だ、と言ってもそれは自分で判断すればよいことです。

ということで、今回は大きく狙う、小さく狙うということなんですが、、、ここでは

大きく狙う ⇒ トレンドの転換を狙う
小さく狙う ⇒ トレンドの流れに沿って同じ方向にエントリーする

という意味を表します。
僕のスタイルは基本的にトレンドの方向にそって押し目、戻りを狙ってエントリーしていくというものになります。
ま、広義に解釈すれば大きな時間足から見れば全て順張りということになりますが、どこまでの解釈で逆張りととらえるか、、
それは使用する時間軸にもより人によって異なってきます・・・・

ちょっと言い回しが難しくなってきたので例を示します。

2015/06/23
ユーロドル4時間足
http://kmfxinfomm.kmshimomura.com/wp-content/uploads/2015/06/20150623EURUSDH4.png
緑のラインがトレンドのサポートになったりレジスタンスラインになっているように見えます。

ユーロドル1時間足
http://kmfxinfomm.kmshimomura.com/wp-content/uploads/2015/06/20150623EURUSDH1.png
緑の長方形の部分でトレンドラインをサポートとして反発を予想していました。

ユーロドル15分足
http://kmfxinfomm.kmshimomura.com/wp-content/uploads/2015/06/20150623EURUSDM15.png
そこで青のラインまで引きつけて緑の矢印でロングしました。
ただし、サポートの根拠となる最後に反発している下値が前回の下値を切り下げていたことからロットも少なめでした。
損切りは最初に反発したローソク足の少し下です。

この場合、4時間足では上昇トレンドとして考えていたのでぎりぎりまで引きつけての押し目買いになるという考え方もできますが、僕の手法(時間足)では完全に逆張りです。
このように反発しているのを確認して1時間足での「トレンド転換を狙う」といったトレードまたは「逆指値をはって狙う」といった手法では、トレンドが転換するわけですから「大きい利益を得る」可能性があります。
また、「転換を見抜いた!」「なぜそこでエントリーできたの?」などとそれが成功した場合には「かっこよく」(笑)見えます。
で、今回はに関してはそのまま下落し、損切りでした。。。(笑)

2015/06/23
オージードル1時間足
http://kmfxinfomm.kmshimomura.com/wp-content/uploads/2015/06/20150623AUDUSDH1.png
水色の線のように高値を切り下げ安値を切り下げ・・・下降トレンドと見ました。

オージードル15分足
http://kmfxinfomm.kmshimomura.com/wp-content/uploads/2015/06/20150623AUDUSDM15.png
水色の1,2で2が1を抜け高値を切り上げたことが気になりましたが、再度下降後緑の長方形で上値を抑えられたとみて緑の矢印でショートしました。
損切りは長方形内の部分の高値です。
前回のメルマガ(分割注文・分割決済)でも話しましたように分割決済をし、最終的には1時間足の直近の下値を抜けてウロウロしていたところで全ての決済をしました。

ということで実際のトレードを例としましたが、僕の考え方としては今回のユーロドルのように転換を狙うトレードというよりはオージードルのようにあくまでも根拠となる時間足のトレンドに逆らわずに少しずつとっていくというイメージの方がどちらかというと僕とってストレスが少ないです。

少しずつといってもそのまま同じ方向にのびればできるだけ建て玉をもっていればいいのですから。
転換・逆指値を狙う場合には確かに大きく獲れる可能性はありますが、勝率は下がります。
また勝率を上げるためにさらに転換を見極めれば利益も少なくなるのでそれには一長一短があります。

 

【ワンポイント】
いつも言っていますが、どんな手法だろうと使っている人が勝っていればそれはその人にとって正しいのですから人の手法に関して批判等はしません。
ですので、もちろん僕の考え方も強要はしませんので、このような考え方があるということを吸収して利益につなげてほしいと思います。

 

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