クロス円

クロス円という通貨ペアはご存知のとおり、ドル円とドルストレートを組み合わせた(クロス)したもので実際にはクロス円という通貨ペアはなく日本独自のものです。
実際にない通貨ペアなのでサーバーの方でドル円とドルストレートに2つに対して注文するという処理をしているようですね。
だから、スプレッドも単純に高くなり、またボラティティも2倍になったり、1/2倍になったりするわけです。

現在、ギリシャ問題でユーロに視点が集中しているのですが、前回のメルマガでも僕は

・リスクオフで円が買われやすく ⇒ 円高
・ユーロが不安定ということで売られやすい ⇒ ユーロ安

とみていると話しました。
つまり、ユーロ円(クロス円)が下がりやすいということになります。
また、ドル円は円高傾向で間違いはないのですが、ユーロドルは前回のチャートを見てもわかるように単純に売られるという相場にはなっていない、、、
ということでユーロ円の下降を狙いました。
そのような視点で待っていたときにユーロ円に鉄板が現れたのでエントリーしました。

ユーロ円1時間足
http://kmfxinfomm.kmshimomura.com/wp-content/uploads/2015/07/20150630EURJPYH1.png
週初め窓を全て埋める動きを見せましたが上値を抑えられ下落しました。

ユーロ円15分足
http://kmfxinfomm.kmshimomura.com/wp-content/uploads/2015/07/20150630EURJPYM15.png
上値を抑えられてからの下落は15分足ではきれいなトレンドでした。
ロンドン入りで上昇を試しますが、1時間足のMA20に抑えられ下落が見えたところで(矢印)エントリーしました。

見てわかるようにエントリー後に下落し、分割決済と最終的に18:00で反発が見えたところで全決済しました。
結果的には700pips(MT4系)ほどの利益でしたが、後から見るとそこから戻りが大きくなっていて一番利益が大きい場所で利確していることになりますが、それはたまたま(笑)です。
このようにクロス円だけでなく他の通貨ペアに関しても相関関係が見られる通貨ペアもあります。
そしてその歪みに注目するというトレード(考え方)もあり、
また複数の通貨ペアを組み合わせてその時点で最も強い通貨を買う、最も弱い通貨を売るというようなトレードもあります。
そのような手法を自分のトレード手法の検証に役立ててみるのもいいかと思います。

【ワンポイント】
ギリシャ問題も大詰めとなってきましたが未だどのような結果になるかは判断しにくく、やはりはっきりとした方向感は出ていないですね。
でも、結局FXは確率で上にいくか下にいくかは誰にもわからないのだから(特に短期)、トレーダーはみんな色々な理由をつけて自分の形でトレードをするのです。
そして相場が常に正しい(誰が正しいということはなく)ので自分の思った方向と逆にいったら損切りをする、、、というように割り切ることが大切です。

 

質問・要望をどうぞ。

————————————————————————————————

KMShimomura.com LAND-FX キャンペーン中 !
http://kmfxinfomm.kmshimomura.com/kmfxlandfx/page_landfx.php

本メールマガジンに掲載された記事を許可なく転載することを禁じます。
Copyright 2015 kmshimomura
————————————————————————————————