時刻の壁

5/28(木) のトレードは自分の好きなポイントがなくそれでも一度だけエントリーしたのですが、
やはりBreakEvenに終わりました。。。
今回は「トレードの時刻」についてです。

FXには複数の市場があります。その市場ごとに参加人数も違えばその性質も変わってきます。
ブログではこの辺りのことを簡単に記事にしていますのでご覧ください。

http://kmshimomura.com/?p=1339

今回は実際にその市場をトレード時にどのように考えているか話したいと思います。
僕の場合、オセアニア、東京時間、、、これは難しい。。というのは東京時間の特徴として

・ボラティリティが少ない
・トレンドが発生しにくい(レンジになりやすい)

という特徴があると思っています。
(※もちろんレンジを想定して逆張りをしたりロット数を上げたりという人もいるかもしれませんが、これは「僕のトレード手法では」利益を取りずらいということです。)

ということでやはりFXは価格差を利益に変えるものですからある程度のボラティリティのある
ロンドン時間・ニューヨーク時間にトレードチャンスがある場合が多いです。

ブログでも書きましたが、まず大切なことがロンドン時間、ニューヨーク時間に入る前にはこれまでの流れ(トレンド)を一旦打ち消すような動きに入ることが多いです。
例えば東京時間で上昇トレンドだったときに、15:00(夏時間)からロンドン勢が入りだすときには逆に動く(下落)ことが多くまたボラティティも一気に上がる場合が多いので東京時間で数時間かけて積み上げた上昇トレンドが数分で「0」になるというようなことがよくあります。
ニューヨーク時間も21:00前に同じような動きになることがよく見られます。

この動きは「大口の参加者が利益を得たい」と考えたときにどのようなトレードをするかを考慮すると納得がいきます。
例えば、簡単に考えると大口参加者がエントリーしようと思っているときにその時点で上昇トレンドだったときにロングでエントリーをしても
「追加のロング参加者」がいないので上昇するのは自分のエントリー分だけということになってしまいます。
そこでトレンドとは逆(この場合ショート)のエントリーをすることで小さい参加者を損切りさせます。
このように安くなったところで買うことができるというわけです。

「他人の損切りは自分のチャンスになる」

ということなのです。
つまり、いつもどの値になったときに誰が困るのかまた得をするのかということを常に考えることはとても大切だと思います。

ということで、ボラティティが高く(動く)なるわけだから、このような動きを利用することも考えられるし、逆に避けてトレードしないということも考えられると思います。
僕は上のようなことを考えながらこの動きを「利用」します。
ただし、この動きは大多数の参加者と同じ動きではないので、すぐに反転することも考えられますので自分の考えと逆にいけば通常のエントリー以上に早く手仕舞いをします。

同じような例として一気にボラティリティが高くなるのが指標発表時です。
指標発表時といってもその動きはある節目で止まったりすることが多いのですが、この場合は僕は逆にエントリーしません。
エントリーしないどころか指標発表前にポジションがある場合には手仕舞うことが多いです。
長期・中期のトレードでは特に必要ないかもしれませんがデイトレードのような10pips,20pipsの積み重ねのトレードで
一瞬のうちにそのくらいのpipsを上下する指標発表はただのギャンブルです。
できる限りギャンブル性を無くし、優位性のあるトレードを積み重ねるというのが僕のトレードなので指標発表を期待してのトレードはあり得ないということです。

もちろん、実際にトレードする参加者は「誰がどのようにトレードしている」なんてことは誰もわからないので、上のようなことも全て僕の想像です。
ただ、チャートには(特にリアルタイム)参加者の心理が少なからず反映されているものだと思うのでその心理を読むことが自分なりの優位性の発見にも繋がるものです。

 

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