トレードトーク

今回はちょっとしたトレードトークをしたいと思います。

以前、「勝率の高さにこだわることはデメリットが多い」というような話をしました。
いつものことですが、、断っておきます。トレードには人それぞれの性格によって合う合わないという性質があり、勝率が高くなるトレード手法があっている人もいるとは思うので僕はぞれぞれの手法を否定はしません。

ただ、勝率の高さを追求してトレードをしている人がいつまでたっても勝てない(悲)ならばその手法はその人に合っていない場合があることも考えられるわけです。
というのは、実際に昔僕もそうだったからわかるんです。。。

とにかく負けるのが嫌だったので極力損切りは避けるようにそして勝率が高くなるように考えていくとどうしても利確がはやくなってしまうか、損切りが大きくなってしまうか、どちらかでした。
さらに、ナンピン、、、などをして負けを避けていました。
そうするとどうなるか?

勝率はものすごく高くなり、例えば10連勝以上普通にありました。
勝率で言えば9割くらいですね(笑)

その代わり損切り幅が大きいので、負けるときは2週間、3週間、それ以上のトレード利益を1日でほとんど飛ばす → 「コツコツドカン」というものです。。
ま、ある程度メンタルが安定してくるとその時点でそれでも利益は残っています。
ただ、利益がある状態から損切りならば利益が残るのでまだいいのですが、たとえ勝率9割でも連続して負ける場合もあります。
そんなときが一番困難で、

「損の状態から0に戻す(例えば50pips)」

ためのメンタルと労力は

「0から利益50pipsにする」

よりも大きいのです。FXは確率の問題なので優位性があるトレードを連続して続けていられれば少なからず利益になるはずです。
それができないのはお金に対する欲と人間の習性(プロスペクト理論もあります。)です。
普通にトレードしていてはそのような習性がある以上ほとんどの人が負けるので、強く習性を意識するメンタルが必要だということですね。

ただ、僕の場合は勝率9割でそのようなメンタルを維持することがむずかしいと思ったので早いうちに勝率を追求する手法を諦めました。
だからといって勝率1割で利益を残す手法も僕には無理だと思ったので(笑)結局勝率5割でいいじゃん、、という結論になりました。
勝率5割で平均利益>平均損失にすれば最終的に利益が残るだろう・・・ということですね。
もちろん、言うことは簡単ですが、以前にも話したようにリスクとリワードの考え方など実際にそのような統計になることはそれほど簡単なことではありません。。。

ただ、このように考えることで損切りも以前より格段に気軽に受け入れることができるようになりました。
そうすると利益と損失の割合が落ち着いてくるんですね。
5割のトレードなのでドローダウンも一定の間で落ち着くのである程度のロット数を増やすことができ資金回転も早くなるわけです。
ま、始めは利益<損失で落ち着いていたのですが(笑)、その「落ち着く」ということが重要でその状態になれば後は

「良いトレードを伸ばし悪いトレードを減らす」

という検証をひたすら繰り返すと利益>損失になっていくんですね。
勝率5割を目指していたのがそのような検証を繰り返しているうちに自然と勝率も上がり、利確もできるだけ我慢するという方向になるので利益も増えます。
勝率で言えば6割あれば十分かな、、というような感じはあります。
6勝4敗とか5勝3敗とかそんな感じですね。
で、このような我慢を繰り返していると自分でも期待していないような(笑)たまにドカーンと利益になることもあるので勝率以上に利益は積み重なります。
逆に勝率が7割8割になってきた場合には利確が早くないか、損切りが大きくないかということを再確認するようにしています。

もし、メルマガ読者の方で高勝率を追求していてどうしても利益が残っていかないという人は一度このような検証をしてみてもいいかなと思います。

今回は以上です。

質問・要望をどうぞ。

————————————————————————————————

KMShimomura.com LAND-FX キャンペーン中 !
http://kmfxinfomm.kmshimomura.com/kmfxlandfx/page_landfx.php

本メールマガジンに掲載された記事を許可なく転載することを禁じます。
Copyright 2015 kmshimomura
————————————————————————————————