ダウ理論・相場の圧力を読み解く

チャートは「人」が何らかの意図をもって売買している記録が反映されたものです。
つまり、その「意図」を考えることが重要です。

一番簡単なものは

http://kmfxinfomm.kmshimomura.com/wp-content/uploads/2015/03/dow1.png

ですが、これにもその意図が反映されています。
まず、「2」では「1」で買った人の利確、「2」からの反発を狙った売り、
「3」では「2」で売った人の利確、「3」からの買い・・・・
全ての相場に関わる人のトレードが反映されているのです。
そして最終的に

買った人が強ければ上に、売った人が強ければ下に行く、強い方についていく

ということです。

以下、実際のチャート例です。
まず4時間足

http://kmfxinfomm.kmshimomura.com/wp-content/uploads/2015/04/20150410H4USDJPY.png

大きい流れで下値を切り上げていて上昇のダウを作ろうとしているので基本的に上目線です。

次に1時間足

http://kmfxinfomm.kmshimomura.com/wp-content/uploads/2015/04/20150410H1USDJPY.png

「1」から「2」で強く上昇、「3」の押し目から「4」まで買いが入ったが「2」を超えきれず下落、
この時点で”ダブルトップからの下落”もみましたが、「5」の押し目から再度上昇。
「3」「5」と下値を切り上げ「2」「4」との攻防ですが、そこを抜け「6」まで上昇しました。
この時点で”押し目でのロング”狙いとしました。

次に15分足

http://kmfxinfomm.kmshimomura.com/wp-content/uploads/2015/04/20150410M15USDJPY.png

上の水色の長方形で上に行ききれずその位置の買いのトレーダのストップを巻き込んで下落しました。
ちなみに

「他人の損切りは絶好のおいしいチャンス」

なので1時間足の「5」を意識して買い場所を狙いました。
水色の〇の位置で攻防が入り、その攻防に買いが買った「→」の位置でロングしました。
上のレジスタンスで攻防が入りましたが抜け切れず、利確。

結果的にはその後も下落していますが、4時間足をみても大きな流れは変わっていません。
「他人の損切りは絶好のおいしいチャンス」と書きましたが、常に相手がどのように考えているのか、どのようになったら困るのか、
ということを考えてその流れについていくということを考えながらトレードすることが大切です。

【ワンポイント】
相場にはもともと大きいトレーダ(大口)と小さなトレーダがいます。僕たちのような小さなトレーダがちまちま流れをみていても、大口のトレーダのたった少しのエントリーでガラッと流れは変わってきます。それは仕方のないことで逆にいったら損切りするのみです。。ただ、そのような流れが「変わりやすい」時間、例えば市場の変わり目、経済指標の発表、実需からの売買、等があるわけで短期トレードになればなるほどそのような時間を考慮してトレードすることが重要になってきます。

 

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