トレードをしない

自分のトレード日記(記録)を検証してみてください。

「しなくてもよいトレードが多い」

ということがないでしょうか?
もちろんトレード自体が確立でエントリー後の結果論なのですが、そのエントリー時点で自分が考えていた根拠・相場観を後から冷静に振り返ると

「そこは違うだろ!」

と思うトレードがあるはずです。そのようなトレードが利益を減らしているということで、そのようなトレードを「しない」だけで利益が残ることが多いのです。
(※現在、よく耳にしますがHFT(高頻度取引)などはとにかく取引数を増やしてとても小さな利益を積み重ねるといったものもありますが、そのようなトレードはまた別です。)

その「トレードをしない」相場というものも人のルールによって違うのですが、例えば一目で簡単にわかるものは

http://kmfxinfomm.kmshimomura.com/wp-content/uploads/2015/04/pinbar.png

のような同時線や本体よりも髭が長いローソク足が上下にピンピンと出ているような相場は、その時点トレンドが発生していたとしても

「買い・売りの圧力が均衡している」

相場でその後は上に行くか、下に行くか全くわからない、ものです。
ただし、「その後」はどちらかに傾く可能性が大きいのでその後まで待つということです。

つまり、「トレードをしない」という選択ができるということです。

「待つ」ということの重要性がわかってくると利益が残る感覚がついてきます。
間違ってはいけないのがトータルで勝てていない人がどんなにレバレッジを上げても(資金回転をよくしても)最終的に利益は減るのです。
勝ち方を追求することも大切ですが、とにかくバックテスト(検証)をして、まず利益が増えるよりも長い期間「利益が減らない」トレードをトータルで身につけることが大切です。

【ワンポイント】
このような積み重ねで自分がどのような時に負けているのか損をしているのかということの感覚が身についてきます。
そうするとトレードエントリーをするとき「ふっとした予感」があって、僕自身マウスをクリックする指が自動的に止まったことが何度もあります。
よく、「上がる感覚、下がる感覚」とか言いますが、僕にはそのような天性の感は皆無なので(笑)日々の積み重ねによって生まれたものなのでしょう。
実際にエントリーを止めて思っていることと逆に行ったときは「利益が出た」ようなものです。

 

質問・要望をどうぞ。

————————————————————————————————
本メールマガジンに掲載された記事を許可なく転載することを禁じます。
Copyright 2015 kmshimomura
————————————————————————————————