トレードをしない7

前回のボラティリティの話では

「様々なボラティリティのときにロット数で調整する」

というような内容の話をしましたが、今回もある意味ボラティリティです。

ユーロドル1時間足
http://kmfxinfomm.kmshimomura.com/wp-content/uploads/2015/07/20150717EURUSDH1.png
青色の長方形部分がとても取り易かったですね。
こういうトレンドを「見つけて」エントリーすることが最も重要だと思っています。
それと比べて緑色の長方形の部分ボラティリティも低くレンジ状態です。
ボリンジャーバンドで見ていればガバっと開いた後にグンとしぼんでいる状態でしょう。

ユーロドル15分足
http://kmfxinfomm.kmshimomura.com/wp-content/uploads/2015/07/20150717EURUSDM15.png
1時間足の緑色の長方形を拡大した形がこの緑色の長方形の辺りです。
まず、このレンジの上下の幅は400pips(MT4系)もありません。
つまり、大底から天井まで完璧に取れたとしても400pipsも取れない相場なのです。
もちろん上から下までとることはとても難しいので実際の利益はもっと小さくなりますね。

ただ、このような相場で困るのは利益が小さくなることよりも、ボラティリティが小さいから損切りも小さくロット数を上げてしまうことです。
損切りが小さいということはもちろん損切りする確率が高いということなので、、、下手をすると「往復ビンタ」です。。

15分足で見ているので、例えば1分足で見ているはそれなりのトレンドが発生しているのかもしれません。
でも例えそのようなスキャルピングでもこのような相場では反転リスクが高いので時間足が短くなればなるほど難しい相場です。
4時間足のような長い足で今回の相場を見ていれば逆にエントリーする理由がないのでエントリーリスク無しです。(笑)
(※だからと言って長期トレードの方が有利なのか、、、ということではなく、短期トレードになればなるほどハイリスクであることは違いありませんが、その分ハイリターンです。
また長期トレードがローリスクなのか、、、というと単純にそうとは言えないと思います。これは、また別の機会に。。)

このように自分の手法ではどのくらいのボラティリティ(ここでは一定期間の高値・安値の幅とします)あればエントリーできるのか、エントリーしないのか
ということを検証することが大切です。
少なくとも僕は上下400pipsもない相場ではちょっとエントリーは難しいかなと思っています。
ただ、例えその区切りをつけたとしてもその区切りよりも大きいにも関わらずレンジになることはあります。
そのようなときは、「損切り」になることが多いのですが、ここで最も大切なのはこのような相場では損切りになった時点で、

「自分が買ったらさがる、売ったら上がる」

といったよくある(笑)失敗になることが多く、そこでどれだけエントリーを我慢できるかというメンタルが最重要になってきます。
もちろん、上にいくか下にいくかなんてわからないので何の根拠もなく「損切りしてドテンして助かった」なんてこともありますが、、
長い目でみればこのようなメンタルで負けているときの失敗が致命傷になることが多いのです。

【ワンポイント】
メルマガで僕の損切りのサンプル等はほとんど出していないと思いますが、この「トレードをしない」シリーズが今まで僕が損切り(失敗)してきたトレードだと思ってください。(笑)
もちろん、現在でも損切りはありますが現在の損切りは失敗ではなく確率の問題だと思っているので納得のいくエントリーをしてそれが損切りになったところで、それは失敗ではないと思っています。
失敗というのは、何の根拠もなくエントリーしたり、損切りを嫌がって根拠もなくナンピンしたり、損切りを必要以上に広くしたり、・・・ということです。
最近はあまり(笑)感情にまかせてエントリーをすることがないので失敗エントリーもなくなっています。
で、自分の手法の検証結果からどのくらいの勝率・リスク・リワードでどのくらいの平均利益・平均損失でトレードを続ければいいかがわかるので、後は淡々とトレードをしていくだけです。

今回は以上です。

 

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