リスクとリワード例

今回はリスクとリワードの具体例を話したいと思います。
(※リスクとリワードの意味については既にメルマガ記事になっているのでわからない方はそちらを参照ください。)

まず、最も単純に考えると全てのトレードがリスクとリワードが1:1より大きくて、勝率が50%よりも高ければ必ず利益が増えます。
(※スプレッドは考慮しない)

http://kmfxinfomm.kmshimomura.com/wp-content/uploads/2015/03/risk1.png

上の図を見てください。(水色がチャートです。)
この図だけをみた場合に買い・売りのどちらで入るかということが「全て」です。
もちろん、このチャートの時間足足よりも長い時間足や短い時間足、そして環境認識が必要です。

ただ、このチャートの時点でダウ理論によって上昇トレンドが確認されて「2」のラインまで戻ってきています。
ダウ理論では「トレンド状態は続く」可能性が高いとされます。
つまりこのチャートでは買いで入っていた参加者の中で「1」のラインで利益を確定した人が多く、「2」まで押したと考えられます。
そして、その利確者が減ってくると今度は「押し目」を狙った買いの参加者が入ってきます。
「2」の位置まで押した時点で「1」まで到達する可能性と「3」まで到達する可能性とどちらが高いかと考えれば「1」に到達する可能性の方が高いと考えます。
これが「優位性」で、またその2つの可能性の幅が「リスクとリワード」です。

勝率50%ならば「リスクとリワード」→A:Bが1:1になるまで「待つ」ことが最も重要になってきます。
また、利益を伸ばすことが重要だと思っているのでもし「1」を超えてきたらできるだけ我慢します。
ただし、「1」より上は基本的にこのチャートではわからないので、ただの「運」でそこからはまた「欲」との戦い(メンタル)にもなってくるということです。

でも「1」~「3」のポイントでのトレードを考えた場合、上のようなトレードを繰り返せば、

少なくとも利益が減り続ける

ことはありません。

ワンポイント
今現在負けている人は「大きい」勝ちを目指すよりも最初はこのようなトレードを繰り返し、少なくとも「利益が減らない」トレードを身につけるべきです。
利益が減らないトレードを身につけていないのに、エントリーロットを大きくすればするほど、トレード数が増えれば増えるほど、負けていくのは誰が考えてもわかります。
ただ、誰が考えてもわかる・・・とは言いますがそれがわからない人が多く、小さいロットでも勝てないのに自分の身の丈に合わない大きなロットで「一攫千金」を狙ってトレードする人が強制退場していくのだと思います。。

 

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