移動平均線の考え方

以前、紹介しましたが、僕のチャートは極力インディケータなどを排除しています。
その中で唯一といってもいいくらいですが使っているのが「移動平均線」です。

名前通り、移動平均線は指定された期間の平均の線を描画したものなので、今の相場の状態が一発でわかります。
例えば僕の場合は20EMAを使うのですがEMAが

下向き → 下降トレンド
水平 → レンジ
上向き → 上昇トレンド

です。
ま、当たり前と言えば当たり前ですね(笑)

ただ、複数足チャートのEMAを絡めて考えればもっと相場が見えてきます。
例えば、

基準チャートのEMAが上向きで上位時間軸移動平均線が下向き、
かつ上位時間EMAの下側にローソク足があるというような状況では

「下降トレンドの一時的な戻りの場面」

と考えて戻り売りエントリーのチャンスを待つという考え方ができます。
基準足チャートをみるだけでなく、これだけでも相場全体の流れをみることができます。

ただ、全ての相場がそんなに都合のいい場面であるはずもなく・・・
先日の実際のチャートでは

日足で長い下降トレンドからの戻りでEMAまで戻された
http://kmfxinfomm.kmshimomura.com/wp-content/uploads/2015/07/20150724EURUSDD1.png

4時間足では上昇トレンドでEMAを上抜けした
http://kmfxinfomm.kmshimomura.com/wp-content/uploads/2015/07/20150724EURUSDH4.png

1時間足ではEMAを挟んで上向きのチャネル状態
http://kmfxinfomm.kmshimomura.com/wp-content/uploads/2015/07/20150724EURUSDH1.png

15分足では上昇トレンド
http://kmfxinfomm.kmshimomura.com/wp-content/uploads/2015/07/20150724EURUSDM15.png
・・・・

こんな場合どうしますか?
難しいですね・・・
日足レベルで下降トレンドでEMAまで戻されているのでそろそろ戻り売りが入ってきてもおかしくない状況で、
そこで戻るとすれば大きい下降になることが考えられるので売りを考えたいが、直近の4時間、1時間、15分足では上昇が見える。
ということで売りから入ったとしても短期レベルで逆張り的な(ブレークではなく)高値からの売りを狙うという形になる。
ただ、売りから入ったとしても短期時間足レベルでのEMAの上にいる場合は一旦EMAで反発することが多いため、どうしても利益が小さくなってしまう。
僕の場合は損切りを小さくして利益を伸ばすタイプの手法なので、利確が細かいとどうしても利益が伸びない。
というような感じですかね。。。

もちろん、他にも色々なタイミングとかプライスアクション自分なりの感覚等々も含めエントリーはしましたが、
結果としては15分足の水色の四角形辺りで負けトレードとなりました。
15分足レベルでは鉄板トレードに近い形ではあったものの、上位時間軸から後付けでみれば上昇トレンドの押し目でEMAをダマシで切ったあった後の下髭をつけての再上昇ということで典型的な上昇トレンドでした。
僕はその上位時間軸の上昇トレンドは見えていたのですが、それでも日足のEMAでのレジスタンスを考え売りで入ったのですが損切りという結果になりました。
また、日足のEMAラインを抜けてきたのでさらに上昇も見えて直近では1.1200辺りまでの攻防になるかもしれません。

【ワンポイント】
負ける人のほとんどは負けているときに「うまく」負けることができずに自分の傷口にさらに塩を塗っていく(悲)ことが多いものです。
今回は難しい局面でしたが、全くトレードをしないのでは利益にもならないのでリスクをとってエントリーはするのですが、最終的に履歴を残すためにはこのような場所で最低限の損失に抑えられるようにすることが大切だと思います。

今回は以上です。

質問・要望をどうぞ。

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トレードをしない8

今週はちょっと動きが安定しないですね。。
僕はそうですが、「自分がトレードをしたい!」って思うとき以外トレードはしない方がいいです。

・トレードしなくちゃ!
・エントリーどうしようかな~

なんて時にはなぜか負けるときが多いものです。
そういうときには獲物を狙うハンターのようにじっと息を潜めてチャンスを狙う時間をもつことが逆に獲物を逃さない方法のひとつでもあります。

今回はチャート自体にも今が「そのようなとき」ということを示すものがあります。

ユーロドル日足1
http://kmfxinfomm.kmshimomura.com/wp-content/uploads/2015/07/20150721EURUSDD1_1.png
ずっと下降トレンドで少しレンジ気味になっています。
これはECBの金利政策がコンセンサスであった相場からギリシャ問題を発端にしての動きでした。
そしてギリシャ問題がひとまず落ち着きを見せ始めている今、チャート上では前回の大きなサポートライン1(緑の矢印)まで進みました。
ここでは少なからず反発はするかなと思っていたのですが、、、その部分を拡大したものが次です。

ユーロドル日足2
http://kmfxinfomm.kmshimomura.com/wp-content/uploads/2015/07/20150721EURUSDD1_2.png
水色の丸の部分ですね。
このローソク足の実体がほとんどない状態を同時線と呼んでいますが、このようなローソク足が示現した場合は

・強く反発
・もう一回同時線
・さらに大きなトレンドになる

というように次足で何らかの変化が起こることが多いです。
また、今回の同時線が示現したのは日足なので(今回はそれほどボラティリティが高くはなかったのですが)その日は上下にフラフラしていたということがわかります。

このように同時線がある場合にはトレードをしない、また特に上位足での同時線には気をつけることが大切です。
そしてこの同時線はブルとベアの力が均衡しているということなのでその均衡が崩れた場合にはどちらかに大きく偏ることが多いということです。

今回、僕はそのような事柄を頭に入れながら大きな流れから戻りを待ちエントリーチャンスを待っていたのですが、予想通り反発し戻りはしたもののそのまま戻り続けてしまった(笑)という状態でした。
買いエントリーも考えられたのですが、結局ノーエントリーです。
ただ、ノーエントリーが問題だったと思っているわけではなく最終的に利益が残っているかどうかが重要だと思っています。

これからのユーロドルですが、ちょっと流れが変わっているような雰囲気を持っていて単純に下がったから追っかけて・・・というようなトレードは厳しいかなと思っています。
また日足レベルでの反発をしている状態なのでもう少しレンジ状態を見ながら、大きな反発もあるかなと思っています。
もちろん、ユーロドル日足1図のサポートラインを切ってきたらまた一段と下降すると思うのでしっかりついていきたいですね。

今回は以上です。

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トレードをしない7

前回のボラティリティの話では

「様々なボラティリティのときにロット数で調整する」

というような内容の話をしましたが、今回もある意味ボラティリティです。

ユーロドル1時間足
http://kmfxinfomm.kmshimomura.com/wp-content/uploads/2015/07/20150717EURUSDH1.png
青色の長方形部分がとても取り易かったですね。
こういうトレンドを「見つけて」エントリーすることが最も重要だと思っています。
それと比べて緑色の長方形の部分ボラティリティも低くレンジ状態です。
ボリンジャーバンドで見ていればガバっと開いた後にグンとしぼんでいる状態でしょう。

ユーロドル15分足
http://kmfxinfomm.kmshimomura.com/wp-content/uploads/2015/07/20150717EURUSDM15.png
1時間足の緑色の長方形を拡大した形がこの緑色の長方形の辺りです。
まず、このレンジの上下の幅は400pips(MT4系)もありません。
つまり、大底から天井まで完璧に取れたとしても400pipsも取れない相場なのです。
もちろん上から下までとることはとても難しいので実際の利益はもっと小さくなりますね。

ただ、このような相場で困るのは利益が小さくなることよりも、ボラティリティが小さいから損切りも小さくロット数を上げてしまうことです。
損切りが小さいということはもちろん損切りする確率が高いということなので、、、下手をすると「往復ビンタ」です。。

15分足で見ているので、例えば1分足で見ているはそれなりのトレンドが発生しているのかもしれません。
でも例えそのようなスキャルピングでもこのような相場では反転リスクが高いので時間足が短くなればなるほど難しい相場です。
4時間足のような長い足で今回の相場を見ていれば逆にエントリーする理由がないのでエントリーリスク無しです。(笑)
(※だからと言って長期トレードの方が有利なのか、、、ということではなく、短期トレードになればなるほどハイリスクであることは違いありませんが、その分ハイリターンです。
また長期トレードがローリスクなのか、、、というと単純にそうとは言えないと思います。これは、また別の機会に。。)

このように自分の手法ではどのくらいのボラティリティ(ここでは一定期間の高値・安値の幅とします)あればエントリーできるのか、エントリーしないのか
ということを検証することが大切です。
少なくとも僕は上下400pipsもない相場ではちょっとエントリーは難しいかなと思っています。
ただ、例えその区切りをつけたとしてもその区切りよりも大きいにも関わらずレンジになることはあります。
そのようなときは、「損切り」になることが多いのですが、ここで最も大切なのはこのような相場では損切りになった時点で、

「自分が買ったらさがる、売ったら上がる」

といったよくある(笑)失敗になることが多く、そこでどれだけエントリーを我慢できるかというメンタルが最重要になってきます。
もちろん、上にいくか下にいくかなんてわからないので何の根拠もなく「損切りしてドテンして助かった」なんてこともありますが、、
長い目でみればこのようなメンタルで負けているときの失敗が致命傷になることが多いのです。

【ワンポイント】
メルマガで僕の損切りのサンプル等はほとんど出していないと思いますが、この「トレードをしない」シリーズが今まで僕が損切り(失敗)してきたトレードだと思ってください。(笑)
もちろん、現在でも損切りはありますが現在の損切りは失敗ではなく確率の問題だと思っているので納得のいくエントリーをしてそれが損切りになったところで、それは失敗ではないと思っています。
失敗というのは、何の根拠もなくエントリーしたり、損切りを嫌がって根拠もなくナンピンしたり、損切りを必要以上に広くしたり、・・・ということです。
最近はあまり(笑)感情にまかせてエントリーをすることがないので失敗エントリーもなくなっています。
で、自分の手法の検証結果からどのくらいの勝率・リスク・リワードでどのくらいの平均利益・平均損失でトレードを続ければいいかがわかるので、後は淡々とトレードをしていくだけです。

今回は以上です。

 

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ボラティリティ

ギリシャ問題、ひとまず合意でギリシャEU離脱というシナリオからは逃れたようではあります。
ここで個人の意見を言っても仕方がないので(求められていないと思いますし・・・(笑))FX関係以外の政治観等は話しません。。
ということでFXに関しても

「ギリシャ問題でどうなる?」

ということで色々な人が色々なことを言っていたわけですが、、僕はユーロに関しては結局上下に大きく動きましたが今までと同様に下落傾向という見方で変わりはありません。
今回何を言いたいかというとボラティリティが大きい相場での考え方です。。

ユーロドル4時間足
http://kmfxinfomm.kmshimomura.com/wp-content/uploads/2015/07/20150713EURUSDH4.png
大きな流れをみて下落傾向で1のラインを切ったらさらに下がるとみて注目していました。

ユーロドル1時間足
http://kmfxinfomm.kmshimomura.com/wp-content/uploads/2015/07/20150713EURUSDH1.png
緑の長方形の部分ですね。。

ユーロドル15分足
http://kmfxinfomm.kmshimomura.com/wp-content/uploads/2015/07/20150713EURUSDM15.png
EU会議での債務問題の合意のニュースでAのラインまで急上昇しました。
特に何のニュースがあったわけではありませんが、、、Bのラインまで下落して反発。(Bのラインは注目していた1のラインです)
次にCのラインまで戻りましたが(僕としてはもう少し戻ってほしかったのですが(笑))そこから戻り切れず下降。
で、再度1のラインを切ったところでショートしました。損切りはCのライン辺りです。

何の変哲もないエントリーですが、この15分足チャートをみただけではわかりませんが、ボラティリティが大きくBラインからCラインのPipsは350pips(MT4系)ほどでした。
僕はPipsで損切り等を固定するというようなトレードをしなく、チャートの形を重視するのでそのときのボラティリティによって損切りの幅が変わる場合があります。
(※もちろん、自分の損切りPipsになる地点までトレードをしないという方法をとる方もいると思います。)
今回は損切りが400pipsほどで、いつもの平均的な損切り幅よりも大きいものでした。

じゃ、どうするか?

以前のメルマガでも話したように相場は確率でリスクとリワードを考えることが大切です。
つまりロットを調整(小さく)しました。
最終的に400pipsほどで利確しましたが、同じ400pipsでもリスクとリワードからみれば1対1でまたロットも小さいので結局ボラティリティは大きかったですが、いつものエントリーとそんなに変わらなかった、、という結果でした。

ボラティリティが大きいということは差益を得るチャンスです。
ただ、このようにその相場のボラティリティによって同じ400pipsでも意味が違ってくるわけで、何も考えずにいつもと同じロットにしたり必要以上に小さいロットにしたりするとその差が最終的に残る利益の差になってくるということですね。

今回は以上です。

 

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豪ドル

中国が大変なことになっています。
株の下落が止まらず政府が市場に介入をするという異常事態です。

FXには直接関係がないと思う方もいるかもしれませんが、グローバル経済の中で全てが繋がっているといってもおかしくない世の中です。
まして世界第二位のGDPの国のことですから問題は大きいですね。

例えば、こんな情勢が不安定な状態となると安全通貨と考えられる円やフランが買われるというようなことがあります。

ここで、今回のテーマ「豪ドル」ということなんですが、、、
これももしかすると中国のことを話しているのに何で豪ドル?と思われる方もいるかもしれませんが、関係大ありなのです。。
オーストラリアは資源国でその輸出先の多くはアジア諸国となっていて、そのなかでも中国への輸出は大きな割合を占めています。
また中国人民元はドルペッグ制をとっているために世界の為替市場で調整するというようなことがありません。
ということで中国の情勢が直接関係する可能性の多いオーストラリアの為替が指標として売買されることが多いのです。

オーストラリアも金融緩和政策をとっていて、RBAでは「豪ドルはまだまだ高い」との見解のようです。
最近のメルマガで話していますが僕はオージードルでは下方向とみていてその方向性でトレードしていたのですが、
さらに中国の状態、、ドルも利上げ観測が先伸ばし気味で少し弱くなっていることもありますがそれでもその方向性に変わりはありません。

ということで今回のトレード、

オージードル1時間足
http://kmfxinfomm.kmshimomura.com/wp-content/uploads/2015/07/20150707AUDUSDH1.png
見た感じ(笑)下降トレンドです。

オージードル15分足
http://kmfxinfomm.kmshimomura.com/wp-content/uploads/2015/07/20150707AUDUSDM15.png
これも鉄板で1時間足のMA20で上値を抑えられロンドン入りで一度下落を見せたものの戻されたが、その戻しも弱いとみてエントリー(緑の矢印)しました。
この下落は強く400pips(MT4系)ほどの利確となりました。

これからも中国の情勢にも注意が必要ですね。。
今回は以上です。

 

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お知らせ

ギリシャ国民投票は反緊縮派が勝利という結果になりました。
ただ、反緊縮といってもチプラス首相は

「反緊縮でもユーロは離脱しない」

というようなことを前提にギリシャ国民に緊縮反対を薦めたというこですが・・・
投票したギリシャ国民も現実をどうみているのか、、ということを疑問に思う部分もあります。

これらの問題が為替にどのように影響するのかそれは・・・

わかりません(笑)

特に僕のような主に短期のトレーダーはそのときの相場の動きについていくだけです。
ただ、短期であっても「今方向性が出やすい相場なのか」ということを知っておくだけでもトレード手法は変わってきます。
現在のユーロに関してはどっちに転ぶかわからない→つまり方向性が出にくい相場だと思っているので、
僕の手法としては現在トレードしにくい相場でそんなときには「高みの見物」をしていようということにまります。。。
もちろん、為替はユーロだけでないので、、、先週なんかは僕に関してはオージードルでとれている部分がありました。

いずれにしてもまだまだユーロからは目が離せませんね。
今回は、「お知らせ」ということなのですが・・・・
皆さんは「マインツ」というドイツのサッカーチームをご存知でしょうか?
プレミアリーグに移籍が決まっている岡崎選手やFC東京からマインツへの移籍が決まった武藤選手(※サッカーが好きな方なら誰でも知っているとは思います)
等日本でも馴染みのあるドイツブンデスリーガのチームです。

今回その「マインツ」とKMShimomura.comが提携している「LAND-FX」がスポンサー契約をしました。
その締結キャンペーン(※http://kmfxinfomm.kmshimomura.com/kmfxlandfx/page_landfx.php)として

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50,000円入金で5,000円または100,000円入金で10,000円
キャッシュバック

しています。
これは、「入金するだけ」でキャッシュバックされる!という(※出金不可)とてもお得なキャンペーンです。
LAND-FXは海外業者ですが、2013年にはベストブローカーという世界で認めてられている賞もとっていてそんな優良業者が日本での定着に力を入れ始めていて、日本人だけの低スプレッド等も実施しています。
今回のこのお得なキャンペーンは7/7~8/13までの期間限定となっていますので、興味のある方は是非お試しください。

 

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ギリシャ問題

今週末にはギリシャの国民投票が控えています。
この国民投票は債権者側が提示した支援条件に関しての決議になります。

現在のところ、ギリシャ国民の反緊縮と緊縮受け入れの見込みは均衡しているようです。
市場ではどちらにしても織り込み済みという空気が流れて、実際に先日のIMFへの返済期限にも返済ができず、、、という事実上のデフォルト状態になったにも関わらず目立った動きは見られませんでした。
ただ、相場には何が起きても不思議はありません。(※スイス中央銀行の件など記憶に新しいですよね。。。)

今回も国民投票が週末ということで週明けにはどのような状態になるかは誰にもわかりません。
ということで、このメルマガ読者の方は「そんなことはわかっている」という方が多いと思いますが、今週末には

「余計な建て玉を週末に持ち越さない」

ということが大切です。
もちろん、週末前に全て決済するという方法もありますし、もし例えば新規に指値・逆指値を入れる等の場合も考えられる最大のリスクを考慮するべきですね。
そうでないと一気に上下に振られ、強制ロスカットもできず追証が発生(※追証があるブローカーの場合)なんて怖いこともあるかもしれません。

FXはとにかく生き残ることが最重要です!

今回は「ちょっとした」注意喚起のメルマガでした。。。

 

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クロス円

クロス円という通貨ペアはご存知のとおり、ドル円とドルストレートを組み合わせた(クロス)したもので実際にはクロス円という通貨ペアはなく日本独自のものです。
実際にない通貨ペアなのでサーバーの方でドル円とドルストレートに2つに対して注文するという処理をしているようですね。
だから、スプレッドも単純に高くなり、またボラティティも2倍になったり、1/2倍になったりするわけです。

現在、ギリシャ問題でユーロに視点が集中しているのですが、前回のメルマガでも僕は

・リスクオフで円が買われやすく ⇒ 円高
・ユーロが不安定ということで売られやすい ⇒ ユーロ安

とみていると話しました。
つまり、ユーロ円(クロス円)が下がりやすいということになります。
また、ドル円は円高傾向で間違いはないのですが、ユーロドルは前回のチャートを見てもわかるように単純に売られるという相場にはなっていない、、、
ということでユーロ円の下降を狙いました。
そのような視点で待っていたときにユーロ円に鉄板が現れたのでエントリーしました。

ユーロ円1時間足
http://kmfxinfomm.kmshimomura.com/wp-content/uploads/2015/07/20150630EURJPYH1.png
週初め窓を全て埋める動きを見せましたが上値を抑えられ下落しました。

ユーロ円15分足
http://kmfxinfomm.kmshimomura.com/wp-content/uploads/2015/07/20150630EURJPYM15.png
上値を抑えられてからの下落は15分足ではきれいなトレンドでした。
ロンドン入りで上昇を試しますが、1時間足のMA20に抑えられ下落が見えたところで(矢印)エントリーしました。

見てわかるようにエントリー後に下落し、分割決済と最終的に18:00で反発が見えたところで全決済しました。
結果的には700pips(MT4系)ほどの利益でしたが、後から見るとそこから戻りが大きくなっていて一番利益が大きい場所で利確していることになりますが、それはたまたま(笑)です。
このようにクロス円だけでなく他の通貨ペアに関しても相関関係が見られる通貨ペアもあります。
そしてその歪みに注目するというトレード(考え方)もあり、
また複数の通貨ペアを組み合わせてその時点で最も強い通貨を買う、最も弱い通貨を売るというようなトレードもあります。
そのような手法を自分のトレード手法の検証に役立ててみるのもいいかと思います。

【ワンポイント】
ギリシャ問題も大詰めとなってきましたが未だどのような結果になるかは判断しにくく、やはりはっきりとした方向感は出ていないですね。
でも、結局FXは確率で上にいくか下にいくかは誰にもわからないのだから(特に短期)、トレーダーはみんな色々な理由をつけて自分の形でトレードをするのです。
そして相場が常に正しい(誰が正しいということはなく)ので自分の思った方向と逆にいったら損切りをする、、、というように割り切ることが大切です。

 

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トレードをしない6

ここ何回もメルマガで言っていますが・・・やはりギリシャですね。
債務不履行・EU離脱等様々なニュースが流れていますが、ギリシャがどのような状態になったとしても為替が最終的にどのように動くかということはわかりません。
短期トレードでは今現在の動きに合わせてその方向についていくということになります。
このようなリスクオフの状態なのでドル円に関しては買われやすい状態にはなっているかと思います。
ユーロドルに関しては(1時間足)
http://kmfxinfomm.kmshimomura.com/wp-content/uploads/2015/06/20150630EURUSDH1.png

週末のEU会議の結果から週初め大きく窓をあけてスタートしましたが、結局その窓埋めどころか週末の値を超えていきました。。

そんな中、僕は損失0!でこれらの相場を乗り切っています!!

・・・・

というかエントリーしていません。(※エントリーはしていませんがチャートは注視し「トレード」はしています。)
エントリーしていないのだから損失は0!です。(笑)
当然これだけボラが高く動いているのですから儲けた人は沢山いると思います。

でも「人は人」なのです。

誰かが儲けたから自分が損するわけではないしその逆も同じです。
(※マクロ的に考えればFXはゼロサムなので誰かが損をしているわけですが・・・)

例えば一日で数十回から数百回トレードするようなスキャルピングをする人は動く相場はとてもいい相場なのかもしれません。
ただ、トレードスタイルというものがそれぞれのトレーダーにはあるのでそのスタイルに合う相場を探すというものもトレード力です。
また、ディーラー等の様々な情報が流れてくる人と個人投資家という観点で比べても個人投資家は

「トレードをしない」という選択ができる

というのも逆に優位点になるわけです。
その優位点をわざわざ捨てて自分がわからないような相場にリスクを置く必要はないわけです。
「トレードをしないシリーズ」も今回で6回目ですが、、、FXで利益を残すためにはどれだけ無駄なエントリーを無くすかということが大切で
勝って、負けての繰り返しの中少しずつの積み重ねが利益になっていくのです。

ギリシャ国民的にはEUに残りたい、、、でも緊縮はしたくない(笑)という状態なのでしょうが、
国民投票をしてもそのどちらも・・・というような都合のよい話にはならないと思います。
もちろん、日本だって他人事ではありません。ドルで資産を形成する等自己防衛が必要です。(※これは、また別の機会に)

今後に関してはEUは金利値下げ政策をしているわけで、長期では下目線なので週足・日足レベルでは戻ったところを売っていく形とみています。
ま、僕はアナリストではないので、、、上記のユーロドルのように為替の値動きが結局どうなるかということはわかりません(笑)
ただ、どちらにしても今の状態が収束するまでは「高みの見物」をしていたいと思います。

 

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大きく狙う・小さく狙う

相変わらず相場のコンセンサスはギリシャ問題にあるようです。
有名アナリストからそうでない人(笑)まで色々なことを言っています。。。
ただ、僕がいつも頭に入れていることは有名・無名に関わらず、他人の言う事は当てにはしないということです。
たとえば、ギリシャがユーロ離脱とかその逆とかまたデフォルト状態とか、、になったとしても相場はどのように動くかなんてことは「誰にも」知る由もないことです。
またどこかの誰かが

・「今は上目線です!」 とか言っても、 じゃあ、買えばいいの?
・「xx がレジスタンス xxが サポート xxを抜けたら要注意です」 とか言ってもどう注意するの?

ということなんです。
結局、同じ場所で買っても売っても儲かる人は儲かる、損する人は損をするのです。
だからどんなときも自分のスタイルに従って自分の考えでトレードをすることが大切なのです。
そのような考えから、僕は人の話を頭に入れてしまうと頭のどこかでどうしてもエントリーに偏りができてしまうため、逆に「余計なこと」は頭に入れないようにしています。
もちろんこのメルマガ読者の方々から見れば、僕も「どこかの誰か」ということになるので僕が上だ、下だ、と言ってもそれは自分で判断すればよいことです。

ということで、今回は大きく狙う、小さく狙うということなんですが、、、ここでは

大きく狙う ⇒ トレンドの転換を狙う
小さく狙う ⇒ トレンドの流れに沿って同じ方向にエントリーする

という意味を表します。
僕のスタイルは基本的にトレンドの方向にそって押し目、戻りを狙ってエントリーしていくというものになります。
ま、広義に解釈すれば大きな時間足から見れば全て順張りということになりますが、どこまでの解釈で逆張りととらえるか、、
それは使用する時間軸にもより人によって異なってきます・・・・

ちょっと言い回しが難しくなってきたので例を示します。

2015/06/23
ユーロドル4時間足
http://kmfxinfomm.kmshimomura.com/wp-content/uploads/2015/06/20150623EURUSDH4.png
緑のラインがトレンドのサポートになったりレジスタンスラインになっているように見えます。

ユーロドル1時間足
http://kmfxinfomm.kmshimomura.com/wp-content/uploads/2015/06/20150623EURUSDH1.png
緑の長方形の部分でトレンドラインをサポートとして反発を予想していました。

ユーロドル15分足
http://kmfxinfomm.kmshimomura.com/wp-content/uploads/2015/06/20150623EURUSDM15.png
そこで青のラインまで引きつけて緑の矢印でロングしました。
ただし、サポートの根拠となる最後に反発している下値が前回の下値を切り下げていたことからロットも少なめでした。
損切りは最初に反発したローソク足の少し下です。

この場合、4時間足では上昇トレンドとして考えていたのでぎりぎりまで引きつけての押し目買いになるという考え方もできますが、僕の手法(時間足)では完全に逆張りです。
このように反発しているのを確認して1時間足での「トレンド転換を狙う」といったトレードまたは「逆指値をはって狙う」といった手法では、トレンドが転換するわけですから「大きい利益を得る」可能性があります。
また、「転換を見抜いた!」「なぜそこでエントリーできたの?」などとそれが成功した場合には「かっこよく」(笑)見えます。
で、今回はに関してはそのまま下落し、損切りでした。。。(笑)

2015/06/23
オージードル1時間足
http://kmfxinfomm.kmshimomura.com/wp-content/uploads/2015/06/20150623AUDUSDH1.png
水色の線のように高値を切り下げ安値を切り下げ・・・下降トレンドと見ました。

オージードル15分足
http://kmfxinfomm.kmshimomura.com/wp-content/uploads/2015/06/20150623AUDUSDM15.png
水色の1,2で2が1を抜け高値を切り上げたことが気になりましたが、再度下降後緑の長方形で上値を抑えられたとみて緑の矢印でショートしました。
損切りは長方形内の部分の高値です。
前回のメルマガ(分割注文・分割決済)でも話しましたように分割決済をし、最終的には1時間足の直近の下値を抜けてウロウロしていたところで全ての決済をしました。

ということで実際のトレードを例としましたが、僕の考え方としては今回のユーロドルのように転換を狙うトレードというよりはオージードルのようにあくまでも根拠となる時間足のトレンドに逆らわずに少しずつとっていくというイメージの方がどちらかというと僕とってストレスが少ないです。

少しずつといってもそのまま同じ方向にのびればできるだけ建て玉をもっていればいいのですから。
転換・逆指値を狙う場合には確かに大きく獲れる可能性はありますが、勝率は下がります。
また勝率を上げるためにさらに転換を見極めれば利益も少なくなるのでそれには一長一短があります。

 

【ワンポイント】
いつも言っていますが、どんな手法だろうと使っている人が勝っていればそれはその人にとって正しいのですから人の手法に関して批判等はしません。
ですので、もちろん僕の考え方も強要はしませんので、このような考え方があるということを吸収して利益につなげてほしいと思います。

 

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